2015年1月27日火曜日

どうして「同行三人」を行うのか?

最初にお断りしますが、長いです。

ブログをご覧の皆様、こんにちは、こんばんは。
描く男こと、星です。

同行三人のCampfireでの支援募集も早いもので、残すところ2週間となりました。
現在達成率は約40%となっています。

今更かも知れませんが、どうして「同行三人」を行うのか?を考えてみました。

基本的に僕は絵画作品を制作する順序として、

完成形のイメージ(漠然とした)がピントの合っていない映像のような形で脳裏に浮かびます。

浮かんだら落書き程度に紙にドローイングします。(しない場合もありますが)

それを元の必要な素材を集めます。雑誌だったり風景だったりモデルだったりを撮影したり買ったりします。

こうしてディテールを補完して制作に入ります。最近の1m×1mだと1ヶ月ほど。

完成後にようやく、僕は何を描いたのだろうと考えます。これがシリーズものだと、シリーズが終わるまで全体像の意味がハッキリしません。holesシリーズは今のギャラリーでの展示で理解しました。

何が言いたいかと言うと、基本的にコンセプトありきで絵を描いている訳ではない。
もう少し言うと置き換えられないイメージそのものを先ず具現化しない限り言葉にはならないと言う事です。

僕はこれを論文と詩文という言い方をします。
論文は読んだ人を納得させる必要があると思うのです。
詩文は読んだ人に感じさせるものであると思うのです。

僕は明らかに詩文タイプであると言えます。

コンセプトがあってその表現媒体として絵画を描く人は論文タイプだと言う事です。

勿論僕にもコンセプトはありますが、それは論文と呼べる代物ではやはり無いのです。残念ながら多くの人を納得させるコンセプトを作品が無い段階で打ち出せるとは思えません。

故に、改めて「同行三人」の前に行ったイベントRequiemの事後解釈を含めた解説をしたいと思います。

基本柱は2本
1つは、2013年3月11日にベルリンで東日本大震災で亡くなられた方の三回忌を黙祷という形で行いたい。
もう1つは、日本大使館で行いたい。
でした。

ベルリンはドイツの首都です。なので、領事館でなく大使館があり、大使公邸もあります。
そこで行われるイベントは当然日本国の承認なくしては行えません。(たぶん汗)
日本国内では色々あると思いますが、ドイツに住んでいるとフとすると遠く感じたり、長く離れると浦島太郎になったりして来るものです。

なので、日本人としてドイツにおいて最上の場所は何処なのか?(言い方は正しくないかも知れないが)
と単純な僕はそれは日本だろうと、つまり、大使館内は日本扱い(確か)大使館で行えばそれは日本で行う事と同義ではないだろうか!?と考えた訳です。

単純です。

間は省きますが、言うは易し行うは難しでした。

大使館という事情もあり、入場者は事前に予約が必要で当日も決まった時間内に入館しなくてはいけないなど制約もありましたが、それでも200名近い人が訪れ共に黙祷をする事が出来ました。

約40名のアーティストの絵画、写真、ジュエリー、彫刻、書などを壁に掛けました。日本から参加した方やドイツ人アーティスト、ベルリン在住のアーティストのみならず多くの方が参加してくれました。

この作品群はテーマがRequiemでサイズも統一しました。
展示の大きなくくりのとしての意味は過去でした。
入場者はあの日亡くなられた方々や失われた全てに対して想いをそれぞれ抱きながら鑑賞したと思います。
その後参加者全員での黙祷を行い、心を過去から現在に移行させました。つまり三回忌後に魂は上界へと移行すると何処かの宗教で謳われていると、考えている僕個人の考えですが。

最後に僕と同世代のCreTraDの演奏&舞台を鑑賞しました。

これを僕は未来図と捉えています。これからの日本の中心は勝手ながら今の30代が担うのだと。
自分目線ですいません。
そして何より、CreTraDは日本の伝統楽器とヨーロッパのクラシック楽器の融合トリオである事が重要でした。

これからの世界は日本だヨーロッパだイスラムだと分けるのではなくお互いを許容し融合する、そんな感じになるのではないかと。それこそが我々がこれから進む未来ではないかと思うのです。

その場で挨拶をさせてもらったのですが、「三回忌を区切りとして各々がしっかりと意識して前を向いて歩いていく事こそがRequiemとなるのではないでしょうか。」と。

結果として3月13日の午後18時半過ぎ頃の黙祷となってしまいましたが。

今なら上記の事を言葉に出来ますが、企画した当時は漠然とした言葉しか持っていませんでした。
それでもRequiemが可能になったのは僕の拙い言葉に賛同してくれた仲間の協力でした。
心から感謝しています。

ここまで読んで頂いた方々、ありがとうございます。

ようやく、本題です。笑

Campfireやブログに以前書いた以上の理由を説明できるか、今はまだ分かりません。

ただ、成すべき事だと。Requiemの時にも感じていたと思いますが。

そして、成した後に意味を見つける事が出来ると確信しています。

男2人旅、これは喜劇なのか、悲劇なのか、アートなのかコメディなのか、ドキュメンタリーでお伝えします。

どうぞ応援・支援のほど宜しくお願い致します。

P.S.
日本以外にお住まいで、支援ご希望の場合は直接は出来ないので(システム上の問題)

dogyo3nin@gmail.com

までご希望の支援額、または作品タイトルかポストカードなどと明記してご連絡下さい。
連絡先をお忘れない様宜しくお願い致します。





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